Entries from 2020-01-01 to 1 year

永遠の恋みたいなもの

永遠を手に入れた。その材料は以下の通りだ。少しだけの興味のかけら、沈黙、距離と時間。じっさい恋をしていなくてもこうすれば僕らは永遠の恋を手に入れることができる。

この繊細さはわたしの中にはないけれど好きだな

とても繊細な音楽を好きな身近な人にChouchouというアーティストを教えてもらった。この繊細さは、もともとのわたしの中にある繊細さ(一応ある、ある種の繊細さは。)とは少し違って、この音楽を聴く時にわたしは、異国の風景を眺める旅人の気分になっている…

げいじゅつ

私は誰でも芸術家となれると思う派だ。ここでいう芸術家とはアーティスト、おそらく現代アートでいうアーティストだ。そこには思想があり哲学があり、と技術全てではなくまずアイディアからなるところが来るから。誰でも思想はもっているはずでそこを焦点に…

匂いは存在する

これまた、理系の研究、実験を通してふにおちたこと。「匂いというのは、なんとなくの雰囲気的なものが漂ってきているのではなく(わたしは前そういう感じで捉えていた←今考えると笑える。ふふ)、匂いの存在が私たちの鼻に到達したということを表すと」という…

見た目と性質

金属の研究に関わるようになって、ふにおちたこと。それは、「たとえペイントだったとしても金属光沢のあるところに金属元素あり」ということ。その見た目をもつということは、その本質をもつということ。欺きではない。装飾でもない。見た目と内容は一致す…

たまごっちとの生活

3年前、藝大に入って、研究室でたまごっちが流行った時期がある。ある先輩が育てていて、それをみて数人がはじめたのだ。わたしも。その後だんだんやらなくなり、たまごっちは死に、電池が切れたままほっておいた。そして3年たった昨日、わたしはコンビニに…

雨の降る空間

雨の降る空間時空にはいままでのこといまのこと これからのことここではないところと繋がる出口見えない世界の何か色んなものが同時に存在している気がする眠い が終わらない寝れない...

伝統と試行錯誤

いろんな技法書を読んでいる制作がすすまないけれどこういうの一個一個ある意味でそれ自体が作品の一部だから一応ちゃんとやっているということに、なるかなこれはこうですこうやるんですという伝統的な技法と簡易的にこれもできますこのどちらも試してみて…

会話

「よき夜を」「よき夜風を」「ごきげんよう」「ごきげんよう」「それとひとつ、よき漆黒と静寂、そして静かな夜明けを」

天然あれこれ

膠をとき、明礬をいれ、ドーサ液をぬる。一瞬教えてもらった技法を脳内で掘り起こしながらすすむ。これでうまくいかなかったら自分でなんでか考えてすすんでこ。糊で紙をはりつけようとしサイズが合わないのに気づきでもやってみるかと貼り付けやはり駄目な…

「ガラスよ、永遠に記憶してください。」

「ガラスよ、永遠に記憶してください。」ガラス製のデータストレージが開発されている。英国サウサンプトン大学のチームが2013年発表したガラスストレージには、聖書といった歴史的文書が記録されているという。「人類より長く生き延びる可能性もあります」…

「ケイ素にまつわるとりとめのない話」

「ケイ素にまつわるとりとめのない話」ーーー地球上の二酸化ケイ素を溶かしてできたのが、ガラスである。つまり、砂である。あなたのその前にある透明なガラス製コップは、もともと、砂であった。どこの砂だったであろう?おそらく、純度の高い砂であるだろ…

いま2月ですけど一年を振り返り

去年、この時期にウイルスにやられて展示もあって、私生活も荒れて(笑)、精神もやられ、ついに人生初の胃腸炎というものになって慌てて上野、谷中のほうの内科に行ってとても優しい薬剤師さんに癒され、胃腸炎なのにあそこの有名な珈琲やさんにいって卵サン…

ウイルス

最近体がよわい。すぐ風邪をひいて寝込む。

思考を超える

ひたすら脳科学に興味津々で過ごしている。脳科学こそ、芸術にもっとも近づける分野なのでは・・・!というのを、今読んでいるほんでとてもよく思う。最近、色々諦める、ということと花が枯れる美しさを愛でる点についての美しさの類似性を見ている。風邪を…

フランス組曲の2番と3番のように

青いろ透明ないろぬるい空気が掌の肌に触れる心臓あたりに吹くやわらかな風耳の産毛睫毛についた朝つゆ

円周率

円周率は永遠だけれどわたしは有限 あなたもぜんぶ有限すべてにサヨナラがあるのを私たちは見ないフリをして月火水木金土日を過ごしている

悲しみの美しさ

やはり人にとっては(わたしも例外ではない悲しみは美しく、その美しさに脳が中毒になるのかもしれない。対して怒りの感情は赤い色を伴い、その激しさは私たちの内的葛藤を解放する気持ちよさがある。全てはただの体験。全ては過ぎ去っていって、わたしたちは…

もしいま死んだら何を後悔するだろうか

もし、いま死んだら何を後悔するだろうか?何をもっとしてみたかったと思うだろうか?やはりやってみたいけれどなんでだか遠慮(一体誰に。。?)していた物事をやらなかったことを後悔するだろうか。なにか、あるかしら。

脳科学の本を読んでいる。日本で英語が話せないのが多いのは「これはペンです」の概念を一度日本語で「これはペンです」と言わせて言葉司る脳の部位を経てからその後英語に変換させて、発話する脳の部位を働かせる手順を踏んでいるので、情報処理の時間がか…

心の熟成期間

ニンゲンの心には時差がある。どうしていま?ここで?というようなところで、巻かれた種が咲くこともあり予想通りには咲かないこともある。不思議だ。そして不思議で不可解なので面白いのだ。

遠い記憶

遠い記憶はミューズになってしまうのだ。しかも果たされていないもの。そういうものをいっぱい持っているので引き出しがいっぱいある。さてきょうはどれを開けようか。

悲しみの結晶を作りながら思うこと

やっぱり悲しみと言うのは、美しさをうちに持っているものだなあと思う。例えばそれをガラスで鋳造して生み出すと美しくなる似ているようで似ていないのは、恨みなどの感情それは美しくないああ悲しいって美しいなあ

記憶の交換

前回二人が同時に出品した企画展で、お互いが記憶をテーマにしていました。そういうことも今回二人展をすることにも繋がっています。それぞれ、「記憶」というものの扱い方、それをつかった作品へのアプローチは違います。たとえば田中は記憶というものの曖…