Entries from 2018-06-01 to 1 month
この動画に寄せてhttps://youtu.be/NWIeWaqCOC8「やぁやぁ。やってるかい。君、今日もサワークリームオニオンのポテトチップスを食べてるね。美味しいかい。ところで、1955年と1981年どちらが好き」「美味しいわよ。今日も変わらず。いつも買ってきてくれて…
ある時私はヴァチカンで祈る人を見た。彼女は聖堂の窓からの光を受け柔らかに光っていた。彼女からも優しい光が出ているようだった。祈る人の想いはとても美しかった。そのようなこの世の美しいものを自分でも作りたかった。祈りの場所である聖堂をモチーフ…
「ねぇ 君が77歳になったところを想像してみて。湖畔かどこかの木の長椅子で休んでいるか、あ、君が海が好きなら砂浜でもいいよ。君の家の庭でもいいけどそこで平均律の1番を聴いているのを想像してみて。」「してみた。それで?」「色んな奏者がいるじゃな…
「 拝啓 キリヤ先生空が綺麗です。 今日は海みたいに綺麗でした。風が強く、雲はすらすら流れています。あなたの事を懐かしく思います。そちらの海はいかがですか。こちらの空と繋がっている青かしら。そちらの青に似た絵の具があったらぜひ送って欲しく思い…
「今夜、月へ発とう。」「そこで何をするの。」「僕は椅子に座って酒を飲もう。君は小さな湖と杯を持っていけばいい。水があれば君は僕の隣にいてくれるだろう?」
彼の名はプリズムといった。彼は光をいつも鞄に入れて時間の中を進む存在だった。その流れは一方通行のみであって、決して後ろへは戻らない規則が定められていた。その規則はプリズムが決めたことではなく、どうしてだかは誰もわからないが、とにかくそうい…
ぬるい風が吹いたきもちのよい風僕はサンダルをはいて散歩に出る街灯の光影が出る僕の影は僕に昔を考えさせたでも僕はこれから先を生きていかなければならない先は見えないかもしれないけれどとにかく歩いて行くことは僕にだってできるのだから