Entries from 2018-01-01 to 1 month

神聖

ボールが転がったのを見ただろう 夜は僕のもの 日常のなかの狂気に目を配らなければ 心のブレーキを大切に、校長も言っていたじゃないか 夜は僕のもの ボールが転がったのを見ただろう?

悲しい音楽の中にも絶対的に美しさがなければならない

帰り着くところはとても乾いた寂しい場所なのではないかと思うそんな時に僕が想像している世界は悲しみに満ちているのだけれど同時にとても美しい

Divina Commedia

僕たちはあと何度、日曜日を経ることができるのだろう僕たちは時間が永遠に続いていくもののように感じるが(それはある意味で救いでもあるけれど)それは実は永遠ではない僕たちが地球にいる時間には上限が設けられている

敬意

美しく尖りその美しさによって君の心を切り裂きさいて去っていく氷の棘の花のようなものになれるとしてまた、同時に君の心を温めてくれる生ぬるい温度をもつ柔らかな美しいしかしながら記憶に残らない魔法を持った物体にもなれるとして僕はどちらを選ぶだろ…

誰にも言わないほうがその大切なものを自分のうちがわに美しく隠して愛でて生きていけると思うのならそれを君は死ぬまででも誰にもいわなくてもいい

내가 미쳐가요

Stupid, 僕は吐き捨てるように言った自分に対してだ

내가 미쳐가요

Stupid, 僕は吐き捨てるように言った自分に対してだ

How could you be so

bra bra bra 君はつぶやいている紅茶に角砂糖を入れてそれをくるくると回しながら僕はそれを見ながら氷に触れたような気持ちになる丘の上には僕ひとり強烈な風が吹きまくっていて僕は一方で孤独をどこか楽しんでもいる

全ての出来事から遠い場所

遠い場所にきてしまった涙からも怒りからもずいぶんと遠いところにきてしまった今ではそれでさえ僕はとても懐かしく思うんだ

誰かが持っている記憶

この記憶は誰のものなのだろうわたしのものなのか君のものなのか昔に出会ったあの人のものだったかわたしの中に生きているこの記憶は誰のものに根を張っているのだろう

隙間

隙間をもつことほど大事なことはないよそしてその隙間に何も問いかけないくらいに強くなること。わかったかい?そう言って鳥は飛び去って言った

rest of my life

「タブロ、君は美しくて強い羽をもっているのにそしてそれで空で幸せに飛ぶことができるのに途中でそれをやめて、羽を折ってくれなんて言う。」「ねぇ トラヴィス わたしはいつか空を飛べなくなるとある日がくることがとてもこわいそんな日が確実にくるなら…

速度60

そんなに長い距離をはじめてわたし一人で越えて行くのは人生ではじめての出来事だったわ途中で知らない人たちが住む団地が永遠に続く通りも越えていったわそれはかなり前に住んだ街に似ていたでも決定的に何か違う部分があったわそこには私やあなたは物語の…

いついかなる時も

「僕はアイス珈琲が好きだ」「良き時も悪しき時も富めるときも 貧しきときも 病める時も健やかなる時も生命ある限り私が覚悟を決めてアイスコーヒーを愛することを選んでいるわけではない。これどちらかといえば嗜好(たとえば性癖のようなものまでをも含む嗜…

鋏、そしてケーキ

トラヴィス:「現代において優れた彫刻家の集団がいる。それはどんな人たちだと思う?美容師たちだよ彼らは 人の頭蓋骨の形顔の造形人によって違う髪質 好みなどを素材として1日に何個もの彫刻をこの世に作り出しているだろう?生身の人間を彫刻の素材として…

BRAND NEW

「その先はアウト・オブ・コントロール、君はきっとそれを制御できない世界だろう。それでも君はこの門を破壊してそこへ行ってみたいかい?」

Rest in Peace

トラヴィス 「自己の快感のために、自己の破滅を求めることがある。そう、カタルシスのように。」タブロ「ねぇトラヴィス、ねぇ、ちょっとあなたオカシイワ。」トラヴィス「そんなことはないんだよ。いたって普通だ、僕は。」

It was you

We were at that river watching the sky getingbeautiful colors in this world.Wind blows there, I am part of you at that time.We were in the color of blue.That blue was so deep, so we decided to swim in that color til the world’s end.Here, i…

アスペリタス

アスペリタス、僕が呼んだら君は今でも振り向いてくれるのだろうか、アスペリタス

匂い

「あなたの孤独にわたしはわたしの中にある孤独と似た匂いを感じるのです。それによってわたしはあなたの孤独がなくなることでわたしの孤独もまた薄まるような気がしているのですそれはもしかしたら幻想のようなものかもしれないでしょうしかしわたしはそれ…

深いところで繋がるもの

あなたにはわたしのいちばん美しき魂を捧げたいのだ

願い事

「願い事は口に出してはいけないという言葉を聞いたことがあるだろう? あれはね、 言葉で表現してしまうとして、 そしてその願いを言葉として受け取る人がいるとして、 表現しきれない部分に潜んでいる 美しさというものが伝わらないことになってしまうから…

拝啓未来さま

拝啓 未来さま その後お元気にしていらっしゃいますか どちらの道を選んでも 僕たちは何かしらの後悔に似たものを 持たなくてはならないのだとして 僕たちは持つべき 持たざるべきどちらを選んでいるのでしょうか ある時僕らは それが存在しなかった夢を描き…

夜と朝の対話

「わたしたちはね、たまに 夜にはとても悲観的になるものなのよ。 しかも、夜のわたしたちの ひとつの心というのは とっても正しいような表情で 私たちのもうひとつの心に語りかけてくるでしょう。 朝の私たちのほうがよほど信じるに値するときもあるわ。」

エフ

「少なくともあの人にとっては それがその時必要だった」 エフはそう呟いた 僕にとってある時あるものが (それが馬鹿げた、あるいは 少しの邪悪さを伴うものであっても) 必要であったと 君にとってもそのような時は あるだろう 彼にとってもそのようなものご…

ink 20180103

僕は 万年筆用のインクを探していた そこには様々な色のインクが 置かれていたが 僕が 求めていた色は存在しなかった そもそも僕は 僕がどの種類の色を求めていたのかすら 知らなかったのだから でもたしかに僕の中には確かに 僕の求める色が在るのだ それは…