Entries from 2019-08-01 to 1 month
月へ恋をする資格を手にするためにぼくは夢のような色のついたことばの歌を口から出してあるいてゆこうまぶたを閉じて愛が見えるようになる資格を得るためにぼくはノートに自分にしかわからない秘密の記録を書いて、それをこっそりと隠し続けよう知らない誰…
小さな頃に、お砂糖とアルミ箔、爪楊枝でよくべっこう飴をつくった。そしてよくヤケドした。あのような記憶こそが、幸福そのものの象徴であるようだ
私は今、32歳である。漠然と、30歳になるころには何かの道を通過し、その先にある永遠に続く確固たるものの一部として自分が存在しているだろうことを17歳位の頃は考えていたが、現実は逆である。世界は広がり、出会う人々が増えるごとに私の中のカテゴリー…
勝手に弾けてろ
ガラスとプラスチックのあいだ交換日記きもちの実験記憶交換
キリヤ先生拝啓最近、夕方におひさまが落ちた頃になると、秋の風の匂いが立つようになってきましたね。お元気になさっていますか。私は最近、とても大きなマッキントッシュのパソコンを買ったので、今日はその大きすぎるパソコンからお便りしています。それ…
ある日、実験室の外を見たら120パーセントくらい東山魁夷の色味が広がっていた。