齢32

私は今、32歳である。
漠然と、30歳になるころには何かの道を通過し、その先にある永遠に続く確固たるものの一部として自分が存在しているだろうことを17歳位の頃は考えていたが、現実は逆である。

世界は広がり、出会う人々が増えるごとに私の中のカテゴリー分けは無限となり、理解し得ない人々の存在に気づき、種々の生き方があること(衝撃をうけるほどの違いをもつ)を学び、

その度ごとに生きるなかで生まれる謎が増えるばかりである。ということは齢80、90になっても何かしらの真実みたいなものを確信しながら生きるということはどうやらないようである。

80回、1年を繰り返したからといって、
確固たる一つの生き方などを獲得しそれをもとにパターン化した幸せを自動で送るということはできない、ということだ。

一年、でもなく1秒、一瞬だ。
どれも同じでない一瞬を、繰り返すのではなく
その一瞬ごとに生きていくほか、
ないようである。

楽はできないということだ。


もはや諦めるほかないのである。
一瞬一瞬が、何かを目標とした道具ではなく
目標それ自体であることは
永遠につづく、ということを。


あーーーー
しんどっwwww