いついかなる時も



「僕はアイス珈琲が好きだ」


「良き時も
悪しき時も
富めるときも 貧しきときも 

病める時も

健やかなる時も

生命ある限り

私が覚悟を決めてアイスコーヒーを愛することを選んでいるわけではない。

これどちらかといえば
嗜好(たとえば性癖のようなものまでをも含む嗜好のことだ。僕がこんなことを例に出すのをどうか許してほしい)のようなものなのだ


されど絶えずそこが基準点であるように
繰り返しわたしはアイスコーヒーを愛し続けている


これはもしかしたら一番 運命という定義に近いのかもしれないと思う。」