Entries from 2018-06-11 to 1 day

プリズムの契約

彼の名はプリズムといった。彼は光をいつも鞄に入れて時間の中を進む存在だった。その流れは一方通行のみであって、決して後ろへは戻らない規則が定められていた。その規則はプリズムが決めたことではなく、どうしてだかは誰もわからないが、とにかくそうい…