Entries from 2019-01-01 to 1 year

まっすぐな線

規則性の中の不規則そんなようなことをある先生はおっしゃってそれは実際顕微鏡で見える世界のようでああいいなあと思えるそれはもしかしたらやはり完璧の自由のなかのものより規則があってのなかの作るものの中の私たちが知覚するすれすれの具合のとこぐら…

今日は雨

雨が降り、普段ならば何とは無しに気が滅入るところを、なぜだか今日は、なんとなく心が踊る。おそらくこの後、久しぶりに好きな所に好きな人といく用事があるからかもしれないし、やらねばいけないことがあるのに、時間が迫っているのにウェブログを書いて…

さよなら学徒

いよいよ学校が終わりだ。今までの数十年、なんだかんだでずっと学徒であったから、とても新鮮。そして今が一番楽しい。学校というのは、卒業してからが一番楽しい。誰にも作品や思考の説明をしなくてもいい、コンテクストを意識することもしなくてもいい、…

ジュリアのこと。

イスラエルから帰ってきて、数日経つが、今日時間差で時差ボケになった気がする。どういうことかしら。帰ってきて、ある時にまとめて一気に、パトリックメルローズ を見る。第一回の、シャワーシーンの美しさはあの時だけだったようだ。パトリックの荒れよう…

エルサレム初日

キャセイパシフィックに乗った。こんなに飛行機内で寝たことはないくらいに熟睡し、すぐに着いたくらいの感覚でエルサレムにこれた。大学最後のプロジェクトに参加させてもらっている。エルサレムに着いたのは朝の5時とか、6時とか。空港からして石で造られ…

たぶん一年前くらいから僕のホームページとブログをほぼ毎日見てくれとるひといるんやけど(東京からのアクセス)たぶん友達だとおもうんだけど誰だろう

福音

大きなカバンをもって足早に駅へ向かうなか「 君は重大なミスを犯した 」男子高校生2人組の1人がそう言いました。なぜか耳に大きく響いてくる見知らぬ人の会話というものが、たまにありますね。君は重大なミスを 犯したまるで福音書にでてくるかのようですさ…

はじめての胃腸炎的なもの

人生ではじめて激しい胃痛と冷や汗と吐き気をもよおしました、こんにちは!とても頑丈なわたし。風邪もあまりひかず病気もせず、でしたが卒制のこの時期、色々と間に合っていないことと作品世界の自分の理想と現実の差に落胆したり色々あったりしてはじめて…

vibration

ますます思うのは感動は心臓のあたりで生まれる感覚と、脳のほうの信号の激しい振動であるこの世で痛いくらいに気持ちいいものは中毒性のある悲劇であるであるからにして常に胸に痛みを持つ我々の種族はもっぱらに快楽主義者というほかない

ソウルで凍る

目を閉じなさいそこに見えるでしょうソウルの荒れた雪の景色が誰もいないでしょう側には枯れた背の高い草が息がキラキラしているでしょうあなたの心臓は赤いでしょうこの想いも凍ってこの地に埋めてしまいましょう誰も永遠に見ることのないように誰も知らな…

友人と陰の会話をした

本当に陰のある人は案外その奥深くまで通える距離に近づくことを許してくれてはじめてその孤独をちらと見せてくれるものでしょう友人は美しい言葉を放った

左様ならば

左様ならばわたしはフィクショナルなものに永遠を見出そう左様ならばわたしはわたしのこどくをみなと同じくわたし自身で処理しよう左様ならば孤独で繋がるわたしたちは誰一人として孤独な者はいないのだから

万年筆

「はじめてでいらっしゃいますか?」彼は私にはじめてなのかを若干の確信をもって尋ねた「いえ、二個か三個かもっています」そうでしたか、彼は答える初めてではないことがなんだか申し訳ないことのように思ったわたしは尋ねる「何か気をつけるべきことなど…

無題

駅の近くのドアからドビュッシーが流れていた彼の好みではないはずだったがなぜかその時は、(またまたなぜだがと言わざるをえないのだが)ドアそのものから流れてくるドビュッシーにいたく心を奪われてしまったこれがいわゆる全てのものはタイミングであると…

アルパ

アルパは目を閉じた。喫茶店の中では、50代の男性たちの談笑とラジオから聞こえてくる女性ヴォーカルの歌が聞こえて来ていた。目を閉じて、この間のドライブの様子を思い浮かべてみる。カモメが一匹、空を飛んでいた。サングラスをかけた男。思い出されたの…

penguin

ペンギンたちは氷の上で眠る星空の下で愛をうたいたまごを産む彼らがなぜこの星で生きているのかをわたしは知り得ないペンギンが居なくても生態系は保たれるのではないかと無学の僕は思うけれどもそこにはなにか私たちに繋がる秘密の存在理由が在るのかもし…