2019-01-15 万年筆 詩 poetry 「はじめてでいらっしゃいますか?」彼は私にはじめてなのかを若干の確信をもって尋ねた「いえ、二個か三個かもっています」そうでしたか、彼は答える初めてではないことがなんだか申し訳ないことのように思ったわたしは尋ねる「何か気をつけるべきことなどあったりするのでしょうか」「ペン先を下に向けて移動してしまいますとインクが漏れてしまう恐れがありますお気をつけてください」彼は答える「それははじめてしりました」私は彼にはじめてを差し出す万年筆を買った