漆はたのしい

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趣味といえるものは最近は漆かもしれないです
他の作業の合間合間でついつい手が出ます

漆は、ムラなくピカピカに磨く工程はやはり職人さんじゃないとできないかもしれないので、ピカピカな漆器は購入するのが良いと思うんですが、ムラありだったら、誰でも挑戦できると思います。

コツは、新鮮な漆を買うことかもしれません。始めた当初は、筆がついている小さいビンに入っているのをAmazonかどこかで買ってたんですけど、それだと全然固まらなくて、独学なんで何か私が間違ってるのかと思ってましたが。

フレッシュな漆を買うようになってから、ちゃんと薄めに塗っておけば(液だれするくらい厚塗りすると表面しか乾かない)、お風呂場に置いて、熱いシャワーである程度お風呂場の湿気を適当にでも上げておけば、一日で乾くことがわかってきました。最近は、色の粉(今の所は白のみ)を混ぜて色漆でぬるのも簡単なんだなあとわかってきた。

漆の粘度を下げる時につかうテレピンも油絵のと同じだし、塗っている感覚も乾いた後も、油絵にすごく似ています。皮膚につくとかぶれることがあるところだけ違うかな。あとは香りも!漆はなんともいえない.....においですので^_^

あまり難しく考えなくても、例えば100均で買った木製の食器などを、かるくやすりがけして(表面のラッカーなどを落とした方が、くいつきがいい。そのままでもぬれるっぽいけど、ツルツルの上に塗ると少し剥がれやすそうなきがします。)、その上にテレピンオイルなどで薄めた漆をぬればいい。薄めなくてもまあできそうだけど。

おすすめは「金継ぎ図書館」というサイトです。

じぶんでも、色んなものを漆を塗って耐水性にできるんだなあ!ということが実感できて楽しいですよ。木製品じゃなくても、たとえば紙に塗ってまた紙を貼って漆を塗ってを繰り返してお椀とかもできるみたいだし。布でもできるし。

自分で作ってみると、その素朴さも素敵だなと思うし、そういう原始的な素朴さっていうのが、今の時代機械でほぼ完璧に作れる時に逆に、人の手を感じて魅力を見るのかもしれない。それをやってみると、逆にピカピカに磨かれた漆器のすごさと良さも同時にもっとたくさん感じられる気がします。

日本製うるしは量が少ないし高いので、中国製を使っています。文化財関連で言うと、アトキンソンさんが代表の小西美術工藝社さんは、日本産の漆を文化財修復で使うために、漆を育てる会社を作ったそうです。素晴らしすぎる。
確かに、今後を見据えると日本産漆を使った修復を未来に残していくためには生産から支えていかないと立ち行かなくなるもんナ


ということでした。
わたしは最近は鹿田さんで買っています
https://www.shikataurushi.com/ 箕輪さんでも買ってみようと思っています あと上野にも漆のお店があるらしい?

一番はじめは擦用(スリ用)漆っていうのを買って、それを拭き取り式で100均の木製のスプーン(240番とか400番くらいとかでやすりがけしてから)にすりこむのが簡単でいいかも。わたしはスリ漆はかったことなくて、生漆か塗り用をテレピンで薄めてますが。テレピンがない時はスリ漆かうのがいいかも?です

いまだに、穴埋めとかはフィーリングでお米とか小麦粉、とのこなどを混ぜたりしながら失敗を何度も繰り返しているので「巨人の肩の上に立つ」先行研究を無視しまくりで、1人で無駄な楽しい時間をすごしておりますよ。

 

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