これは2021年に描いたものです。これも神戸個展の前に、ギャラリーマルニさんが気に入ってくださって一緒に神戸へ送りました。雲はたくさん描いてしまいます。
絵や立体、みんな「好きです」と言ってくださるものが違うところがいいなと思います。それぞれの人のもとへそれぞれの作品がゆく不思議 いつも、作っている時や梱包している時はあまり時間がなかったりして何も考えないのですが、ギャラリーへ送った後、買ってくださる人がいた場合その作品とはもう会えないのかあと突然感じます。その後はその人のお家でその方々の生活と一緒にあるんだなぁと思うと不思議です。作家活動も少しずつ長くなってきて、各地に作品が巣立って行っているので、たまに作品の行った土地を想像して楽しみます。普段ギャラリーで買ってくださったお客さんがどなたなのかは作家はほとんど知らないのです たまに断片的なことを少しだけ教えていただけます たとえば「すごくじっくり見入っていた方が買っていかれました すごく綺麗だと言っていました」 などなど プライバシーのことがあるのであまり聞けません、でも なんだか嬉しい 一つずつ素敵な不思議な想像が広がります。
昔に作った作品のこともたまに考えます。その後お便りくださったりしてどこの土地に行ったのか知ったりするのもまた、楽しいです みんなそれぞれいろんな人の幸せの一部になっているといいなとおもいます。
