ものを作るおふたり
私がその場所に行ったのは初め全くの偶然の通りかかったお客なだけで
その人たちも毎日そこにいるわけではなかった
とにかくその時期はひどく落ち込む日々だったので(いつだって何かしら落ち込んでいることが多めなのだろうか?わたしは。笑)、
会話に癒されたのだけれども
どうやらそのお母様のほうがお亡くなりになったらしい。
会話が盛り上がって今度おうちにいらっしゃいとまで言ってくれていたけれど
いまではもうお会いしておはなしすることもないのだと。
まるで夢のようだなと
ご冥福をお祈りする
ひっそりと
密かに
息子さんもほぼわたしを知らないのだろうし
ただ故人に向けて一人ひっそり
想うのだ