「火之要慎」のお札いただいて来ました(駿州秋葉山大祭)日々の電気炉制作

 

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色々なご縁を頂いてお世話になっている御住職のご実家の静岡市にあるお寺の年に一度の大祭に家族と伺いました。

 

駿州秋葉山大祭

(すんしゅう あきはさん たいさい)

※お寺や場所などよってあきは、あきば、など二種類の読み方でお読みになる時があるのかと思います

www.ja-shimizu.org

お世話になったお寺: 真言宗醍醐派 駿河国秋葉山榮松院さま (あきはさん えいしょういん) 〒424-0038 静岡県静岡市清水区西久保1丁目2−28

 

 

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そしてっ!!!!!!!大祭でいただける秋葉さまの

「火之要慎(火の用心)」の御札

を頂いて帰って来ました!

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再現スケッチ・・・頂いたものは写真に撮るの、、いいかわからないため・・

ふにゃふにゃの再現スケッチ・・・・・・^^

 

 

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私の工房(というか家)にも二つ窯(電気炉)があり、

硝子だと900℃程度、陶芸の時は1250℃まで温度をあげます。こわい・・・でしょ・・・

ふふふ 900℃くらいの温度域だと、窯は赤いです。

1000℃くらいで黄色に。

1200℃を超えると、ほぼ白い世界なんですよ・・・・・炉にある作品だけじゃなくて、炉の中の炉の素材自体、空気全体が白くなるんです。

 

 

1200℃越えの時に窯を開けると、

「えっ・・・

天界・・・・・?」

・・・ってなります。

 

みなさん、電気炉に触れる機会ってそうそうないと思うんで、

この天界を体験なさってみたい方は、☜笑

色々な場所でやっている吹きガラス体験(溶解炉を使う。1300℃くらいの温度域)をやってみるのをお勧めします。大体一回三千円ー五千円くらいでできます。ちなみに私は吹きガラスが苦手です、一度ガラスを巻き取るとそこから一旦休憩とかできないんですよ、高速道路みたいな感じなので一旦突然休憩とか挟んじゃったり、いきなりボーッとしたい私は不向き・・・というかできないため。笑 ガラス学校の時も吹きガラスは後半全く参加しなかったし、東京芸大の時も、、、。

窯番(かまばん、といいます。窯に電気つけたり、ダルマやグローリーホールと呼ばれる熱を保つための装置にガスを点火しないといけない☜これが怖過ぎる もう一生やりたくないw)も怖かったな。

 

私はやはりじっくり、途中で一旦止まったりできる、窯の技法が好きです。

鋳造です。↓鋳造中の様子 多分840℃くらいかな

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今までふわふわと柏手をパンパン!してなんとなく無事に窯出し(かまだし:焼き終わった作品をとり出すことをこう言います)までいけるように祈っていましたが、今回から御札をいただいたのでよりきちんと制作が進められそうです。

 

 

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こちらのお寺のご本尊は一番上にあるお堂(秋葉寺)にいらっしゃる「秋葉三尺坊大権現」さまです。天狗さまのようなお姿をされています。

 

秋葉寺は無住職で、1年単位でそのすぐそばにある峰本院さま、榮松院さま、福昌院さまの住職が務めていらっしゃるそうです。ご本尊秋葉三尺坊大権現さまは古くは400年前から防災の神として駿河国民から厚い信仰があります、とのこと。

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たくさんの方で賑わっていました。出店もたくさん!でています。

私も、ハンバーガーと、じゃがバターをいただきました ^^

たのし〜!

 

そして出店がいっぱい出る、のがこのお祭りのメインではないのですっっっ

 

毎年12月15日、16日が固定で大祭の日だそうで、16日は一般の人も参加できる火渡りと、ご本尊さまも年に一度のご開帳とのことで私は16日に伺いました。

 

地域の大切なお祭りですので、東京から行って火渡りやご本尊ご開帳、お護摩など遠慮したほうがいいのだろうか・・・?と迷いましたが、御住職にお伺いしながら色々と参加させて頂いてご本尊さまにもご挨拶でき、とてもありがたい一日でした。

いつか興味のある友達なども連れて行けたらよいなあ。

 

・・・

火渡りで、一年の厄を祓っていただきます。

一年の行いが悪いとやけどするようで、ドキドキしていました。

なんせ今年は!色々なことがありましたのでですね・・・。

しかも、やけどしたとして、それを家族にも言わない風習があるとのこと。

おおお・・・・・。

 

靴下を脱いで裸足になり、ボトムを膝くらいまで捲り上げて、いざ火渡りです。

ドキドキドキドキ・・・・・

合掌しながら渡りました。

 

だいじょうぶでした・・・ 意外と全然熱くなかったような・・

行いが悪かったら熱く感じるものなのかもしれない・・・

行い、良かったのかな・・・

ふふふ

 

と、慢心したから来年はやけどするかもしれません。

やけどしてもブログに書けないけど・・・ふふふ

 

 

 

 

東京の秋葉原の地名も、この「秋葉三尺坊大権現」さまから来ているようです。知りませんでした。

 

秋葉さまをお祀りする寺社は複数あるとのこと。wiki⇨ 

ja.wikipedia.org

 

 Wikipediaに書いてある寺社のうち私が伺ったのは静岡市清水区のお寺です。

(本坊峰本院さまと書いてあるところ)

 

秋葉総本殿可睡斎(静岡県袋井市)
秋葉総本廟常安寺(新潟県長岡市栃尾谷内)
秋葉山秋葉寺(静岡県浜松市天竜区)
⚫︎秋葉山本坊峰本院(静岡県静岡市清水区)⇦こちらの隣の榮松院さまにお世話になりました。敷地内に三つお寺さんがあるのです
秋葉神社(徳島県徳島市丈六町)

 

 

16日の15時の榮松院さまの上のお堂でのお護摩にも参加させていただく時も

この上の写真の階段を登っていくのですが、お祭りに来たみなさん遠慮してか、行かれない様子だったので本当に参加していいのかわからなくてでも御住職はお護摩中だし今はお電話できないっ?!どうしようと思い一度榮松院さまのお守りをお配りになっているところの方に確認して「だいじょうぶですよ^^」と言っていただいてからこの長い階段を登りました。

 

もしかしたら、その時は絶対上に行っちゃいけないと思っていらっしゃる方もいたのかな・・・そしたら、例のメキシコのチチェンイツァのピラミッドに登って踊った人みたいに思われていたかも。。「おおお、、、違うんです、、、みなさん、本当はお護摩随喜(ずいき)していいとのことなんですあああああ〜〜〜!!!」と思いながら、登りました。

 

火渡りの後の、ご本尊様ご開帳のご法楽(火渡り一般参加の方もたくさんいて、9時を過ぎるくらいになっていた気がします)も、お堂の中まで入れていただき、まさにご開帳の時も秋葉さまの前を通るぐるぐる回る列にも入れていただいて(この時も一瞬遠慮して躊躇してしまったけれど、御住職が優しく入れてくださいました。ご神仏のご縁は遠慮しなくて良い・・・とのお話も教えていただきました。ありがとうございました。)、ご挨拶させていただけました。ありがた過ぎる・・・。

 

オンヒラヒラ ケンピラ ケンノウ ソワカ(秋葉権現さま御真言)

 

 

www.youtube.com

 

 

 

みなさんも来年行かれてみてはいかがでしょうか^^

火渡りが始まるのが16日20時なので、東京からだと日帰りは難しそうだけれど・・。

私は一泊しました。

 

電気炉製作だけでなく、もちろんお台所のために、

お札いただくの良いかと思います。

 

ちなみに静岡市清水区は、ちびまるこちゃんの物語の中のモデルだそうです。

ちびまるこちゃんのテーマパークもあるみたいです。^^

 

静岡、いいところだな・・・・。