2017-12-29 ピコ 詩 poetry 確かに二階の窓から見える 広い土地には、何棟もの小さな小屋が建っていた。 夜中に私がそこから月を見上げる時、ある部屋にはオレンジ色の光が灯り、ある時はまた別の部屋のカーテンが見えていた。 それらは突然姿を消した。 全てが夢のようであった。 あの小屋たちは一体どこへ行ったのだろう? 今となってはもう あの小屋たちは わたしの記憶の中だけにしか生きていないのだった。