しぼみ天国へ

2020年の11月、うちで育てているルッコラに産みつけられて生まれた幼虫から育てて先日羽化不全で羽化したモンシロチョウ、しぼみ(オス)が本日明け方に息を引き取りました。短いいのちでした。飛べず、子孫を残すためのメスとのダンスも叶わず、なんだか申し訳ない気持ちに。しかしもとのルッコラ、食べ尽くした後もたぶん死んでいたでしょうからなんとも言えないですが。

 

紋がなかったため、モンシロチョウではない可能性も考え、知恵袋で質問しました。

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春型のオスには紋が見えにくい個体もあるとのこと。

 

 

 

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モンシロチョウは日本には、奈良時代に大根について渡ってきたらしいです。間をとってたとえば750年に渡ってきたとするともう1271年もの歳月が経っています。モンシロチョウ、羽化後成長の寿命は1週間くらいだそうで。モンシロチョウは他の種に比べ世代交代の期間が短く、一年のうちに5世代ほどが繰り返されるとのことです。

 

とすると、時間的に言えば奈良時代に(750年として)渡ってきてから1271年×5世代=6355世代ということになります。渡ってきた日本のモンシロチョウ始祖から、私の家で生まれたしぼみにいたるまで、6355匹ほどの蝶の一生が紡がれてここまで続いてきたことになります。感慨深いですね。もちろん生き物は全てそうなわけですが。

 

 

大根だってそうですね。大根も、数百年数千年(?)生まれては花を咲かせ種が地に落ちてまた赤ちゃん大根が生まれ、、、ということで大根家族にもご先祖様がいるわけですね。なんというか、スーパーで買うと、野菜でもなんでも「ぽっ」と空間にでてきたもの、みたいなイメージって、でてきちゃうような気がするんですけど(僕があほちんだからです)。野菜の方々も昔々から続いてきている種族と思うと不思議ですね。

 

そもそも地球の誕生から、動植物が生まれる過程でいつ「種」が確立されたのでしょうか?例えば1番はじめに生まれた「大根」にも「種」はあったのでしょうか? あ、これって卵が先か鶏が先か、のことですね。

 

ふぅ。この辺で筆を置きます。

 

しぼみ、わたしに新しい毎日をありがとう。

さようなら。天国で元気でねー!