今私が吸った酸素は

私を通り抜け

風になってゆく

 

いつかあの人の頬をやさしく

なでることがありますように

 

いく日も過ぎ

あの人も私も居なくなったのちに

 

なおも風はとおりぬけてゆく

 

いつまでもだれかをやさしく

なでていきますように

 

甘き永遠のうちに

モンシロチョウのしぼみ観察記録20210310

モンシロチョウのしぼみ(♂幼虫時代に顕微鏡で精巣を発見、♂と判明する)観察日記
●20201119 幼虫 キャベツたべず。和田ラジヲさんのTwitterをみて白菜にごはん変更。健康になる。
●2020121205 季節外れで蛹に。(直前わたしがミスでピレパラアースで殺しかける事件発生) → https://aoki-ameiro.hatenablog.com/entry/2020/12/05/232436


●20210310 羽の模様が透けている、羽化近いか?片方の糸が切れたため補助をつけた。かなり動く。

 

https://www.facebook.com/100052055250101/posts/261581622253678/?d=n

絹の質感

絹を煮るとセリシンが除去されて

質感が変わる、と教えてもらったので

煮てみた。アルカリ性のものでやると特に、ということだったので石鹸を削り入れて…。

 

コトコト

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煮る前の顕微鏡と実物

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↓これは煮た後

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顕微鏡で見てもだいぶ違いがわかりますね。

セリシンがどうなっているかはわからないけれど

手で擦るとすぐによれてしまうようになったし、

(実用には向かないけど作品の質感にはつかえる)

違いはかなり顕著です。作品に一部使おう。

 

こうやって後で煮るのは後練り、というということだ。まぁこれが本来の後練りなのかは不明だけど

 

 

砧打ちと言って、

絹を、大理石などと木の棒で叩いて表面のセリシンを壊すやり方もあるそうで、(夜中に:おい、うるさいぞ!近所迷惑..)に10回くらい、クッションと麺を伸ばすあの木の棒で叩いてみたんですけどさっぱりできませんでしたので、煮る方法にチェンジした次第であります。

 

 

 

美しいなぁ

こんなに変わります。

透明感は煮る前のほうがある。

今回の作品は一部に煮たものをつかうようにしよう。

 

 

飴色

 

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ストーリーのすごさ

 最近、韓国の布を眺めている。

年代を聞くのを忘れてしまったが、少し昔の絹で、韓国語で 보자기 ポジャキといって、さまざまなものを包むための道具である。 例えば布団、服、食べ物、色々なものにつかわれる。現代の韓国でも、特に美術品としても人気があるらしく現代作家も多くでてきていて、日本でも韓国のそれは人気があるとのこと。

 

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昔の韓国の布ということで、

眺めながら朝鮮半島に住んでいたであろう私の半分の祖先を想う。(わたしの父母はどちらも日韓のハーフ、わたしはmixということになる。遺伝的にはミックスになるとどれが濃く出るか不明らしい)どんな暮らしであったか。

 

生まれ、結婚しこどをも生んで死んでいった、世代交代を繰り返してきた祖先たちを想う。想像する。

 

 

と、もしこれが韓国製じゃなくて実は日本製だったら..? と想像する。この布の場合はとっても信頼できるところからのものなのでそれがないが、そうじゃなかったら?

 

 

それでも例え真実が違っても、

私がそれを韓国製だと信じ込んでいればストーリーは展開していき私の心象風景は豊かになる。

ただ単に雑貨屋さんで大量生産された布だとわかりつつ買うのと違う風景が見える。

 

 

ストーリーというのはこういう具合に、力を持つ。

 

 

ただ、色々みていくと大体本当に古くて歴史があるものか、本物かは見てわかるようになるとこのこと。

 

わたしはまだ発展途上なのでそこまでではない...  : D